紫陽花まつりと長崎くんち小屋入り!

 6月に入り、長崎のまちは、市の花・紫陽花に彩られています。そう!ただいま長崎市では、6月17日まで、『ながさき紫陽花(おたくさ)まつり』、絶賛開催中です!

 

 あじさい、ではなく『おたくさ』。これにも長崎らしいエピソードがあるのです。

 

 あじさいは、出島のオランダ商館医・シーボルトのお気に入り花でした。長崎で運命の女性・お滝さんと出逢い、イネという娘をもうけながらも国外追放の身となり最愛の人と引き裂かれたシーボルトは、大好きなあじさいに、愛する人(お滝さん)の名を取って『オタクサ』と学名を付け、ヨーロッパに紹介したのでした。シーボルトとお滝さんが再会できたのは、実に30年後の安政の開港の年だったと言われています。

 

 下の写真は、眼鏡橋会場の紫陽花。紫陽花は雨が似合う花ですので、梅雨入りしていいお天気でなくても、どうぞいらっしゃいませ!約3800鉢の紫陽花が、市内各所で皆様をお待ちしています。

 

 

 

 そして、昨日6月1日は、長崎くんちの小屋入りの日です!この日は、10月のおくんちで奉納踊りを出す踊町の世話役や出演者の皆さんが、諏訪・八坂の両神社で清祓いを受けて奉納の無事成功を祈願し、練習を開始する日とされています。その昔は、小屋を建てて身を清めて稽古に専念したことから『小屋入り』と呼ばれています。小屋入りの日の午後からは、踊町の皆さんが、他の踊町やおくんちのお世話をする年番町を訪れて、挨拶回りを行う『打込み』です。

 

 今年が年番町である我が町にも打込みの皆さんが訪れ、私も町の婦人部の一員として夕方まで湯茶接待を担当しました。初めて間近で打込みを見させていただき、大変ありがたかったです!踊町の皆さん、おめでとうございます!暑い中、本当にご苦労様でございました!10月の本番まで、怪我なく無事に大役を果たされますよう心よりお祈りいたしております!

 

 最後に。湯茶接待に追われ、打込みの写真が1枚も撮れなかったことが悔やまれます~(´;ω;`)

 そして、この日は夕方から司会の仕事が入っていたため、私は午後4時半でお手伝いを切り上げて仕事に向かいましたが、その後にいらっしゃったコッコデショを奉納する樺島町の打込みを見れなかったことも大変悔やまれます~(T T)