大雪と雪籠りと正岡子規

 1月11日、ここ長崎に2年ぶりの大雪が降りました!南の長崎、台風には慣れているものの、雪となると数センチの積雪でパニックです!そんな大人をよそに、子どもは大喜びで保育園に出かけました。

 

 ソロソロと歩き、雪を触ったり 丸めたり 投げたりと、いつもの何倍も時間がかかって娘を保育園に送り届け、仕事に行く前に一路 眼鏡橋へ。雪化粧した眼鏡橋と、橋の袂には架橋なさった黙子如定禅師(もくすにょじょうぜんじ)も雪姿。こんな日にも、たくさんの観光客の皆さんで賑わっていました。雪化粧の眼鏡橋は地元の私達でも滅多に見られないので、ある意味ラッキー!いい時においで下さいましたね(^^)来崎、誠にありがとうございます

 

 そして今日12日は、昼間の司会がなかったため子どもの保育園をお休み。夜のお通夜の司会に備えて家でゆっくり過ごしていましたが、結局 司会は明日へ持ち越しとなり1日完全OFFになったため、子ども用箪笥の整理をすることに。4歳頃まで使っていた食事用のハンドタオルが沢山出てきて、捨てるのももったいないので、午後からは一部をマイク置きにリメイクしました。司会仲間全員で使えるように、登録している葬祭場の式場の数 6つです。明日仕事の時に持っていき、会場ごとに置いて来ようと思います。

 

 保育園をお休みした次女はというと、お絵描き、アイロンビーズ、私とオセロ、時々 窓から見える雪に興奮してはベランダに出て飛び跳ねていました。子どもはホント、元気です!!

 

 次女がベランダに飛び出す度に、冷たい空気が部屋に入ってきて雪の日特有の匂いがしたせいか、ふと、

 

 『幾たびも 雪の深さを 尋ねけり』

 

 病床の正岡子規が東京の大雪の日の朝に詠んだという 有名な俳句を思い出しました。自分で起き上がって雪を見ることができなかった子規は、家人に外の様子を何度も尋ねたそうです。障子越しに、雪を感じて詠んだのですね。

 

 きっと、同じような人が、今長崎にいるかもしれないと思った、そんな雪の日でした。