仕事納めと2017年振り返り

 あっという間に大晦日です。1年早かったです。

 2017年の最後のお仕事は、県庁OBの方のご葬儀の司会でした。12月24~25日に新県庁舎落成記念式と落成記念イベントを担当し、これが仕事納めだな~と思っていた私ですが、30日朝から『今夜は7件お通夜が入りそうです!助けてください!』という悲壮感溢れるお電話をいただき、私が担当させていただいたのは、葬儀場に到着してから解ったことですが、なんと県庁OBの方でした!これもご縁ですね~。

 

 私が登録している葬祭場では、お通夜前には、お寺様との打合せの他、ご喪家の皆様に通夜式の流れの確認と説明、告別式の確認と説明、そして故人様がどのような方だったかをご遺族にお聴き取りして告別式のナレーションの準備をすることになっています。ご喪家の皆様との打合せの中で、私が新県庁舎の落成式の司会をしたとお話したところ、大変喜んでくださいました。故人様は、台風や電気系統の故障のたびに休日でも夜間でも呼び出しに応じ、縁の下の力持ちとして長崎県政を支え続け、定年退職なさるまで江戸町県庁舎を守り続けた管財課の電気技師の方だったのです。旧庁舎の閉幕と新しい県庁舎の落成を見届けてお逝きになった故人様。お孫様達にも県庁のお話をよくして下さったそうです。故人様のご希望どおり、全新聞のお悔やみ欄に『元県職員』として掲載をなさったと、本日の告別式のご挨拶の中でご長男様が披露してくださいました。司会として関わらせていただき、心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。

 

 私事ですが2017年3月末で長崎市役所を退職、4月に開業届を出し、7月からフリーの司会者となって開業1年目を無事に締めくくることができたのも、これまでご縁のあった皆様から更にご縁を広げていただいたお陰だと思っています。2018年は、これまでの行政イベントと併せて、この12月から始めた葬儀司会の両輪で頑張ってまいります。更には、ナレーションの仕事も挑戦したいと思っていますので、ぜひお声掛けくださいませ。

 

 皆様とのご縁に感謝し、これからも大好きな長崎のまちや人に寄り添うような『真心の司会』を務めて参ります。今年はお世話になりました。皆様よいお年をお迎えくださいませ。来年もどうぞよろしくお願いいたします。