平和の灯、そして9日

昨日8月8日は、『平和の灯キャンドルライトアップコンサート』の総合司会を担当させていただきました。

これは、所属するまちづくりのボランティア団体『長崎ネットワーク市民の会』の一員として、もう15年続けているものです。

私自身 被爆2世であり、できることなら、言葉が出て体が動くうちはずっと続けていきたいと思っているライフワークです。

途中少し雨が降った場面もありましたが、本降りにはならず、コンサートは全プログラムを実施することができました!

毎年コンサートに出演していただいている城山・山里両小学校の皆さん、県立盲学校の皆さん、県オペラ協会さん、十八銀行混声合唱団さん。昨年に続いて2回目の長崎音楽人さん。そして今年初参加の、上奥まいこさん、Insheartさん、Tracksさん。素晴らしい、心に響く歌や演奏をありがとうございました!

そして、関係者の皆様、ボランティアの皆さん、何より、お天気の良くない中 最後までご覧いただいたお客様、本当にありがとうございました!

 

毎年、長崎の3つの青年団体を始め、多くのボランティアの皆さんのご協力で成り立っている『平和の灯』。

暑い中、会場設営は午後1時から。今年は約4,400個の思いの込められた手作りキャンドルが市内外から寄せられ、平和の泉周辺や平和公園内の各ゾーンに、ボランティアの皆さんがひとつひとつ並べてくださいました。また、歴代の市役所の灯担当の方々が部署を異動しても、黄色いボランティアTシャツを着て、休暇をとってこの会場にお手伝いに駆けつけてくださっているのも、本当に懐かしく嬉しいことです。

 

私は本番前の午後3時から、コンサート部分の進行を担当していただくボーイスカウトとガールスカウトの高校生達に簡単なアナウンス指導もします。

アクセントは短時間では治らないので、気になる部分の読み方や、文の切り方、声を大きくゆっくり読んでいいよと、本当にちょっとしたアドバイスです(^^;)

それでも、立派に司会を務めてくれるボーイとガールの高校生!長崎のわっかもんは頼もしいです(^^)来年はどんな子たちと逢えるかな。

 

そして、今日9日。

大学生の娘と午前中過ごしました。作業スペースでパソコンを打つ私とリビングのソファーでスマホ片手に寝転がっている娘。「あー、ほんとに情けない!』と思いながら11時2分を迎えたのですが…

その時を迎える直前、スクッとソファーから立ち上がり、静かに黙祷。

田上市長の平和宣言や、被爆者代表・深堀さんの平和への誓いもきちんと姿勢を正して聞いていた娘。

やっぱり長崎の子なのだなと安心し、嬉しくなりました。

 

私の8月は、平和な日常を特別なこととして実感し、感謝し、過去の惨事を二度と繰り返したくないと心新たにする月です。

 

原爆の犠牲となられた皆様のご冥福を、心からお祈りします。