2018長崎『食』の博覧会!

 秋はイベントの季節。10月13~14日は、昨年 担当させていただいた、長崎『食』の博覧会の司会を、なんと主催者様からのご指名で今年も担当させていただきました!大変ありがたいことで、司会者冥利に尽きます。

 

 今年も内容盛りだくさんの 長崎『食』の博覧会は、長崎の一流の料理人の皆さんが、長崎産のブランド食材でその技を魅せる何とも豪華な、そして大盤振る舞いな食のイベントです。今年は長崎の一流バーテンダーの皆さんも加わり、ステージイベント、作品展示、料理コンクール等がJR長崎駅かもめ広場で行われました。かもめ広場には、話題の長崎の『食』として、市ブランド振興会お墨付きの8つの食ブースも立ち並び、2日間大変賑わいました。

 

 オープニングセレモニーでは、可愛いドラえもんダンスを披露してくれた お告げの聖母保育園のすみれ組さんの奇跡の1枚が撮れました!空中浮遊してる〜!それにしてもすみれ組さん 可愛すぎです。どどどどどどどど どっどーらえもんー♬と、思わず口ずさみ手拍子してしまいました(^^)

 

 

 1日目のステージイベントは、日本バーテンダー協会長崎支部『テルツォ』大村康之さんによるフレア・カクテルショー、長崎中央調理師会『こま津』七種信一さん・『豆富料理 六弥太』本田殖也さんによる 古式ゆかしい庖丁式でした。調理実演は、『豆富料理 六弥太』本田殖也さんによるオランダポークの角煮、『ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル』桒原博幸さんによる長崎和牛ハンバーグ、『中華屋 竹林』岩永秀樹さんによるオランダポークのシューマイ。一流プロによるワンポイントアドバイスに会場の皆様は納得の表情。そしてこの豪華食材を使用した料理試食は大好評でした!今年は、調理実演以外にも、『トーホーフードサービス』山下さんによる美味しいコーヒーの淹れ方講座や、『中﨑水産株式会社』中﨑社長による長崎市戸石産の戸石とらふぐを捌く、所謂『磨き』の実演もあり、中﨑社長の電光石火の磨きの早業に思わず拍手がおきました!

 

 また、毎年 長崎の若手料理人の皆さんが参加される『料理コンクール』は、長崎和牛をテーマ食材に、明治維新から150年目の今年、『長崎の食と観光の融合によるおもてなし料理』の数々36作品が出品され、日本料理部門と西洋料理部門に分けて審査が行われました。昨年に引き続き、来場者の人気投票によって決まる『オーディエンス賞』も設けられ、投票された先着200名様に 地元・チョーコー醤油さんより『長崎ちゃんぽん鍋つゆ』の嬉しいプレゼントもありました。午後からの表彰式では、オーディエンス賞に『日本料理 更紗』太田黒 敬さんが輝き、太田黒さんに投票した17名の来場者の中から抽選で10名様に長崎和牛5千円分が後日贈られるという、何とも太っ腹な企画!更に、各賞が発表され、第1位となる長崎県知事賞には 日本料理部門に『パサージュ琴海』松本 義雄さん、西洋料理部門に『ホテルニュー長崎』石橋 和徳さんが輝き、大きな拍手を受けていました。

 

 

 2日目もたくさんの食のステージで盛り上がりました!昨年も大活躍だった ハウステンボスレストランチームの皆さんは 楽しいアクロバティック・ピザ回しショー、長崎スパゲッチー調理実演&試食会、豪華食材ジャンボパエリヤ調理実演&試食会の 3種4ステージにご出演いただき、MCハッシーの軽快なトークで会場のお客様を魅了していました。1日目で大好評だったフレア・カクテルショーや四條流庖丁式、戸石とらふぐの磨き実演も再び披露され、午後からは長崎県菓子工業組合長崎市支部 『双葉屋』平支部長による和菓子細工の実演もあり、日本の繊細で美しい和菓子の世界を目で楽しませていただきました。平支部長のアシスタントとして、『吉田菓子甫』の吉田君(小学5年生)が活躍し、長崎の和菓子界の未来のエースの姿に会場がほっこりムードに包まれました~!

 

 他にも、長崎和牛を使った調理実演&試食会が2ステージ。

 銅座町の老舗『銀鍋』高島基晴さんによる『牛かん(ぎゅうかん)』は、長崎の南蛮料理の本にも紹介されているという郷土料理。『かん』とは長崎では練り物のことを現し、蒲鉾のことも『かんぼこ』と言います。牛ひき肉を練って作るかまぼこなので『牛かん』。明治維新とともに押し寄せた文明開化の波は日本の食も大きく変え、『牛かん』は牛肉を食べる食習慣のなかった当時、大変珍しく高価だった牛肉を長崎の一般家庭に広めた料理だそうです。地元テレビ局のお料理コーナーも担当する高島さんはお話も大変楽しく、今はあまり見る機会のなくなった長崎の郷土料理『牛かん』の作り方を大変解りやすく解説いただきました。

 昨年12月に完成した長崎県庁の2階にある『レストラン  シェ・デジマ』堀切章郎さんは、長崎和牛を使った豪華な麻婆豆腐を教えてくださいました。マーボー豆腐に入れる豆腐は、事前に塩を入れた熱湯でさっとゆでるひと手間を加えることで、崩れにくく食感も良くなって美味しいそうです!長崎港が一望でき、女神大橋も綺麗に見えるシェ・デジマは一般の方も自由に利用できますので、どうぞ皆さんもお出かけください。

 

 2日間にわたり、長崎の一流の料理人の一流の技を魅せていただいた 長崎『食』の博覧会。プレゼントや試食もじゃんじゃんある、とても美味しい楽しいイベントです!しかも、食材も長崎自慢のこだわりの逸品でお届けします!まだ来たことのない方は、ぜひぜひ来年お越しくださいませ。

 

 お世話になりました 長崎『食』の博覧会実行委員会様、長崎市水産農林部様、株式会社創見様、誠にありがとうございました。