夢を叶える

 3月8日、地元NBC長崎放送の夕方のニュース Nスタプラス長崎で、平成31年度に開校予定の新しい私立学校の特集がありました。

 

 大村湾を臨む、廃校になった東彼杵町立音琴小学校の校舎を使い、子どもたちの自己決定、個性化、体験活動を原則とした学校を目指すとのこと!!

 

 私の大切な人生の先輩のお一人であり、尊敬する女性 赤瀬明子先生が、熱い想いを持って取組み 子ども達とともに創っていく学校です。

 

 

 

 赤瀬先生と私の出会いは、もう20年以上前、長崎市教育委員会でした。当時、教育長の秘書業務や教育委員会全体の文書事務、奨学金事務の担当だった私は、局内の教職の先生方と接する機会が多く、赤瀬先生は社会教育課に学校現場からご転入されました。とても元気で明るく爽やかな女性で、人間的な魅力にあふれた方。きっと子ども達にとっても いい先生なんだろうなと感じました。赤瀬先生始め、当時の教育委員会の先生方には大変良くしていただき、今でもお付き合いさせていただいている先生もいらっしゃいます。

 

 赤瀬先生は、大変優秀な先生でもあり、当時、女性で最年少で校長職に就かれたと記憶しています。そんなエリートの先生が奇しくも私と同じ平成29年3月、定年を待たずして公立の小学校長を辞め、長崎に新しい学校を作りたいと、学校法人『きのくに子どもの村学園 北九州子どもの村小学校・中学校』の一教員になられました。東彼杵町に新しく開校予定の学校は、九州で2番目のきのくに子どもの村学園となります。

 

 テレビの特集では、旧音琴小学校の様子や学園を受け入れる渡邉東彼杵町長のお話の他、北九州の学園の様子が紹介されていました。元大学教授で、きのくに子どもの村学園長の堀先生も紹介されていました。堀先生は、『世界で一番自由な学校』と称されるイギリスのサマーヒル・スクールの創設者 A.S.ニイルの教育を実践しようと同学園を設立し、現在全国に9校運営なさっているそうです。そんな堀先生を赤瀬先生が訪ねられて、夢への第1歩が始まっています!!

 

 赤瀬先生から、新しい学校を作るというお話を聞き、私が『お祝いに開校式の司会を、ぜひボランティアでさせてほしい!』とお願いしたところ、『開校式は子どもたちが司会をするんですよ!』というお返事をいただきました。そんな学校、これまでにあったでしょうか?!考えただけで、楽しそう!!何故か、黒柳徹子さんのトモエ学園がオーバーラップして、福山雅治さんの歌が脳内リピートしている綾部でした(^^;)

 

 私学審議会の事前審査には通っているとは言え、正式な認可は今年8月に決定するとのこと。学年の枠を超え、子どもたちの自己決定、個性化、体験活動を原則とした新しい学校。夢の実現に向けて、赤瀬先生、あとひと踏ん張り、頑張ってください!来年4月に開校したら、ぜひ、遊びに行きたいと思います!